店長日記「店長流、お気軽ジオラマ製作のススメ」

こんにちわ。

若干コロナ情勢がおちついて皆様如何お過ごしでしょうか?

当店では、現在もラジコンや模型需要が高まっております。誠にありがとうございます。
素で作るだけではなく、塗装や改造を楽しまれているお客様も増えており一歩進んだ感じでしょうか?

各用品や工具、塗料の御質問を良く承るようになりました。
なるべく実演にて御説明するように心がけております。

中でも「ジオラマをじっくり作りたい」そのようにお問合せいただく事も増えました。
きっと、作った作品を飾るのにジオラマにしたいのだと思います。その気持ちわかります。

ネットを検索すれば、多様なやり方が出てきますが、あえて店長流なジオラマ製作のやり方を公開。
邪道な部分もありますが、私は基本こんな感じを基本にやってますのでご参考まで。


今回ベースとしたのは、人気のガンプラ旧モデル再販。
情景シリーズ[「テキサスの攻防」です。

こんな感じでベースとキットと背景シートがついてきます。
流石に当時のキットの再販だけに、ポーズが少しかっこわるい・・


ので、多少切った貼ったをして、躍動感あるポーズに変更しました。このあたりはお好みで。
(小さいので塗装が大変でした。ルーペ大事。笑


こちらが付属のジオラマベース。このままでもいいですが、やはりちょっと味気ない?


なので、定番のジオラマパウダーを塗布します。今回はNゲージ用を使いました。


いろいろなやり方がありますが、私は木工ボンドを水で溶きます。


こんな感じ、良くかき混ぜて、どろどろだけど筆で塗れる位。
水性アクリル塗料くらいな濃度にします。


溶いた木工ボンドを筆でベース上に塗り、塗った場所にパウダーを落とします。
落とした後は、軽く指で押さえます。
このようなトレーを用意すると。散らばったパウダーの回収も楽ですよ。


全面に塗布できたら、残った木工ボンドをさらに薄めてその上からも浸透させます。


芽が寝てしまいましたが、乾けばまた立ちますのでこのままで。
白い部分も乾けば透明になります。


大体ベースができたら、プラモを並べて構図作り。
その際に「踏ん張ってるんだから、ここは凹むし盛り上がるだろう?」とか考えながら、
足下とかを追加でボンドを塗り、持っていきます。
こういう事を考えている時がジオラマ作りの一番楽しい時間ですね。


ここで、だいたいの構図ができたら、仕上げにワンポイント。
「タミヤ テクスチャーペイント」で地面にアクセントを付けます。
今回はデザートにうっすらと映える緑を追加。


これはペイントという名前ですが、塗料をしみこませた綿が入っているイメージです。


これを、「このあたりに生えてるんじゃね?」とか思いながらおいていきます。


今回は河川後に生える植物類をイメージしてこんな感じに。

最後は更にこの上を塗装してアレンジしてゆきます。

粘度の低めの水性アクリル塗料を使って、ジオラマベースを塗装してゆきます。


こんな感じ?緑とデザート路面の中間をぼかすかんじ??
このとき塗料を塗ると筆に、パウダーがつきますので面倒ですが、1回1回塗料を塗ったら、
筆洗いしてしっかりと、ウエス等で筆を拭きましょう。
そうしないと塗料の中にパウダーが混じって次使いにくくなっちゃいますからね。

そんなで、お手軽ジオラマ完成。


厳密に言えば、もっと上級テクニックがあるとは思うのですけども、
こんなお手軽技でも楽しく、それなりに見えるように作れます。

今回は、機体側の汚し塗装はしなかったですが、汚しウェザリングや、
ダメージ加工などもなかなか楽しいものです。


完成後の全体の構図を考え、各部を作ってゆく。
これはプラモデルというか、美術の授業で絵画を描くのと同じイメージですね。

プラモデルは、いろいろな種類のモデルがあります。
それらを使って、イメージをしてジオラマを作ってみるのも楽しいものですよ。

是非ジオラマ作りも挑戦されてみては如何でしょう?

模型は何より自己流で、楽しむ事が大事。
出来は二の次でいいのです。是非挑戦おまちしております!

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