定期連載「ランチボックスを作るVol.2」

こんにちわ。今日は晴れている房総半島。
この後、明日以降寒波が来るなんて信じられない晴天です。
雪積もるのかなあ・・

さて、先日タミヤ様よりDMをいただき、正式にタミチャレでもCW-01クラスが誕生。
勿論当店もグラホクラスと併せて開催する方向で調整中です。
通常のレースとは違い、午後から開催のいわゆる「おきらくレース」として開催予定。
日曜日といえど午前中は忙しい方には最適なレースだと思います。
第一回は3月ごろに開催できたらと思い、日程調整中です。
決まりましたらご連絡致します。

さて、ランチボックス製作の続編でございます。

上記規定に準じて、タミグラ等にも出場できる体で製作してゆきますよ。


まず換えておきたいのが、ステアリングロッド。
純正品は折れたりはしないんですが、激しいクラッシュとかすると曲がったりします。
曲がる事で他に与えるダメージを、逃がしているとも言えるのですが。
ココが曲がると走行性に大きな影響が出るのは明らか。


なので、OPのハードターンバックルに変更します。
OP943の46mmとOP944の50mmに変更。
純正アジャスターは柔らかいので、OP1869のオープン5mm強化アジャスタロングに変更。


オープンアジャスターは、取り付け方向がありますので注意してくださいね。


サスアーム類は説明書通りに製作。
今回はサスアーム類は規定通り純正部品のみで製作しています。

今回はダンパーにオイルダンパーを使う予定なのですが、
これもお客様から良くご依頼いただく事なのですが。
CW-01系シャーシに後日オイルダンパーを装着するのに必要なパーツがあります。
それがこちら・・「スプリングマウント」部品。

こちらの部品は、キットに付属しております。余ってるはずですよ。
いざ使おうとしても、無くしている事が結構あったりするんですよね。
当店では多数在庫ございますのでお気軽にお申し付けください。


説明書の末尾に、オイルダンパー取り付け時の部品取り付け方法が記載されています。
ここに記載の部品は無くさないように保管しておきましょう。

で、スプリングマウントをシャーシ側につけるとこんな感じです。

リヤはこんな感じ。


フロントはこんな感じ。これでオイルダンパー取り付け準備が整いましたよ。

今回使うオイルダンパーはこちら。勿論タミヤ標準品です。

今回は、ダンパーにはCVAオイルダンパーを使います。
「SP.520 CVAダンパーセットⅡ(ショート)」を2セット使いますよ。


こちらのダンパーは、組み方を変えて4種類のダンパー長にできます。
ランチボックスは④の80mmが適用になりますね。

ですが、ここからがちょっとオススメの内容となります。

私はいつもこうしてます・・というのを書いてみますね。


ピストンは説明書どおり標準のX9部品を使います。


ダンパーオイルは付属品が#400番。
オンロードだとちょっと固いと思うのでいつも#350にしてます。
ギャップが多かったりジャンプが多いコースやオフロードは#300かな??


CW-01の説明書の末尾に記載のダンパー組立だと、ダンパー長80mmの組立図となります。
ですが、個人的には75mmくらい・・5mmダンパー長を短くしたい。※理由は下記で。

説明書だと一番短くして77mm・・。なので・・。


上記の77mmの組立図のカラー+余っている付属のOリングを1個足します。
これで組むと約75mmの5mmショートストロークなダンパー長にできます。


スプリングは2種付属します。使うのは全長の短いソフト(右)を前後に使います。
ロングのハードタイプもセッティング等で使えるので、ちゃんと保管しましょうね。


あとは説明書通り組むだけです。
Oリングとかこだわる方はこだわってもいいと思いますが、店長はいつも付属の赤です。
走行していて漏れてきたらオイルを足せば良いだけです。笑
あといつもオイル入れる時は、表面張力で並々入れます。
ダイヤフラムいれたら盛大にあふれてベトベトになります。俺だけ?(笑)


出来たダンパーを装着しました。
CW-01は構造がシンプルなので組立も慣れてしまえば速いですね。
ちなみに、今回はキットじゃなくて、店頭のアフターパーツで車を組んでいたりします。笑
製作完成車メカレス・・売ろうかな・・笑

バンパーとかも今回は純正部品です。

タミヤさんもかっこいいバンパーとか売らないのかなあ・・|ω・)チラ….


さて、タイヤの装着ですが、CW-01用のホイールは現時点4色が入手しやすいです。
メッキ、白、黄色、黒です。他にレッドやゴールド、ブルーなどが限定でありました。
今は限定ホイールは入手困難なので、見つけたら買いですよ。笑
公式規定でも色違いは装着が認められてますね。
ボディカラーにあわせてお選びくださいませ。


これも、CW-01で良くあるトラブル。
しばらく遊んでいると「駆動が抜けたような症状」になって、駆け込まれるお客様が多い。
その場合大概ここです。拝見すると、リヤのアクスルピンが抜けてなくなってます。
CW-01はビッグタイヤなのでタイヤが緩みやすい。
緩んだまま走らせると、駆動輪の駆動力を伝えるこのピンが抜けて飛んでしまうわけ。
方輪駆動力が抜けて、デフギヤが作動するので、動くけど遅くなってしまうわけです。


それを防止するオプションパーツがこちら。
「OP2043 ホーネット用クランプ式ホイールハブ」です。
※ホーネット/グラホはギヤボックスCW-01と共通ですので使えます。


装着後、クランプでしっかり固定できるのでピン抜け防止になります。
タイヤの脱着時もピンが落ちなく、メンテ性も向上します。
あと、青くてかっこいい・・笑


ホイル裏から青い部品が|ω・)チラ. っと見えて良い感じです。


これでタイヤを装着して、基本シャーシは完成ですね。
タイヤは接着したほうがトラブル回避としてはいいとは思います。
ウィリーしなくなった場合、リヤタイヤとビートが擦り減ったホイールが滑って空転する場合が。
その場合は瞬間接着剤でホイールとタイヤを接着してください。
今回は、どんな塗装にも合うように、メッキホイールにしてみました。(カラーリングは未定)

さて、前記した「ダンパー長75mmにしたい」理由ですが・・

以下それについて解説します。

こちらは純正のランチボックス。説明書通りのコイルスプリングのみ。
ダンパー長は約80mmの場合です。ストロークさせずに置いた状態。

路面に設置した場合、キャンバー角度がポジティブキャンバー(逆ハの字)になります。
タイヤの接地面が減るので、ステアリングが軽くなります。
又、若干ですがフロントが初期で踏ん張らない方向にいくので、ジャンプ着地や
見た目通り、コーナリングで転びやすくなる傾向になります。
特にCW-01シャーシはサスストロークをすると、構造上キャンバー角度の変化が大きい。
なので、ポジティブ(逆ハの字)からネガティブ(ハの字)にキャンバー角度が大きく動く車両は、
安定性が薄れてしまう傾向になるわけですね。

こちらは、今回作った私の約75mm長ダンパー車両。
上記のようにストロークさせずに路面に置いた状態です。

基本的にキャンバー角度は0度に近くなってます。
そこからネガティブ方向(逆ハの字)にはストローク長上、動きません。

そこからのフルストローク

ここから、フルストローク時のキャンバー変化はノーマルと同様です。
ですが、ポジティブ(逆ハの字)にはいかないので、ステアの初期反応の良くなる傾向。
基本ネガティブ(ハの字方向)しか動かないのでコーナリングも若干安定します。
(若干車高も勿論低くなりますので。その影響もあるとは思います。)
※路面によってはグリップしすぎてハイサイドする事もありえますが・・笑

ショートストローク化による、もう一つの恩恵がこちら・・。

CW01はキャンバーだけじゃなくて、構造上トー角度もストロークで変化します。
つまり、ストロークが大きい=トー変化も大きくなるわけですね。

特にCW-01のようなトー変化が大きい、バンプイン(ストローク時にトーイン方向に動く)
車は運転がシビアになりがちです。できる事なら打ち消したい。
ですが、規定上はここはいじる事ができないので、現状はこの程度かな?

と、珍しくセッティング関連の事も書いてみましたが。
このCW-01チャレンジの趣向からして、
「こういった事はあまり公開しないほうがいいのかも?」
と思ったのも事実です。
ですが、走りにくいのはつまらなく、「運転しやすい方がいい」と思い、
ここだけはあえて書かせていただきました。
コースや状況にあわせて、いろいろ独自に皆様お試しくださいませ。
このクラスはまったり楽しくやっていきたいですね。

次回はメカやモーター搭載に関してかな?

さて、ボディカラーどうしようかなあ・・. (´*ω*`). 。

それが一番ランチボックス製作で楽しい所だったりますけどね。笑

ではでは。

今回紹介のパーツ類は店頭とオンラインショップで発売中です。
本日紹介の商品も後日追記しておきます。
ご利用おまちしております。

オイルダンパーはいろいろセットアップ変更できて楽しいので
自分に合う形を是非いろいろ試してみてください。

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