昨今、ロボット教材が増えてきました。
文部科学省が2020年以降「プログラミング教育必修化」を盛り込んだ小学生からの学習指導要領改定案を発表したのもあるのかもしれません。
基本的に、プログラム制御といえば簡単なロジックから、シーケンス制御。
それに付帯する制御機器の組み合わせ一般、と他機に渡る広い視野が必要。
ですが、基本的には「これを」「こうしたら」「こう動く」という事がプログラムの基本。
機器をいかに使うかよりも「これをどう動かす?」という感覚をつかむのが大事。
タミヤから発売中のこちらはそれに最適なようなので作ってみました!
「タミヤ カムプログラム ロボット工作セット」です。
とても愛くるしい容姿のロボットです。
具体的には、タミヤから各種発売中の工作基本セット同様に、組み立てる工作キットです。
このロボットの”カムプログラム”たる原理は後記にてご説明・・。
さっそく組み立ててみます。
まずは基本動作をAタイプとBタイプから選択する必要があります。
Aタイプは基本前進する動作で、プログラムにより曲がる位置を決める。
Bタイプは基本旋回する動作で、プログラムにより方向動作を決める。
今回はAタイプを選択して組み立ててみました。
タミヤのラジコン同様、指定のビスの長さ等は説明書と照らし合わせると良いです。
説明に従って、サクサクと組み立てられますが、ギヤボックス等の組立には、
一部細かい部分もあるので、親子で組み立てるといいかもしれません。
基本ギヤボックス完成・・・。
それらをフレーム等に説明書に従って組んでいきます。
これがどうなるんだろう??と組みながら想像するのも楽しいです。
これで基本駆動部が完成。
1点注意したほうがいいポイントがこちらの部品。
歯車部分がランナーとの接続部分となっており、切り出し時には注意が必要。
深く切りすぎてしまうと歯が短くなってしまいますので・・。
腕アームも取り付けて、基本系が形になってきました。
この後、説明書に従って、Aタイプ及びBタイプの配線を施工。
配線といっても、電池ボックスからスイッチ、各部モーターへ数本捻ってつなぐだけ。
さほど難しいものではありませんでしたよ。ハンダごて等も不要です。
そしてめでたく完成~。なんというか・・愛着があってかわいいです。
さて、このロボットの主役、カムプログラムバーのご紹介。
この棒の穴部に、3種類のプログラムチップを取り付けます。
こちらがそのプログラムチップ。
そのプログラムバーをロボット前に挿入して起動。
すると動作に合わせてこのロッドが進み、プログラム部がくると、
車両下部よりアームが出たり引っ込んだりして所定の制御するというもの。
<Aタイプの場合>
プログラムに応じて旋回角度が変わります。
<Bタイプの場合>
プログラムによって左右のキャタピラの動作時間を制御します。
ここからその制御棒を突っ込むと、起動にあわせてロボットが指定動作をします。
Aタイプの場合の動作動画はこちら・・。
腕も動き、とても愛くるしい動作をします。
コースをつくって、そのコースをクリアさせるための動作を考え、
プログラムバーにて動作を作り出す。まさにプログラムロボットです。
作りながらツールとしての基本動作の仕組みを理解した上で、それらを利用して、それを
「どう動かすか?」を考える。プログラムの基本を学ぶにはとても良い商品ですね!
こちらのカムプログラムロボットは、店頭ならびにWEBショップにて好評発売中。
是非お子様と作って、遊びながら学んでみてはいかかでしょうか?
いろいろ応用もできそうな感じです!是非お買い求めください!